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» 2014年12月25日 06時45分 UPDATE

身体を張って検証しました:「Nike+FuelBand SE」を着けると……行動がこう変わった(2)

ナイキのウェアラブルギア「Nike+FuelBand SE」とスマホのアプリを使い、ダイエットを目指した2週間。一応やせたわけだが、そのときどんな運動をしていたのか?

[小林誠,ITmedia]

 フィットネス系ウェアラブルギアでは知名度、人気ともにトップクラスの「Nike+FuelBand SE」を使い、前回「2週間で2キロやせた」と紹介した。もちろんほかのダイエットもしていたので、その影響はあると思う。だが「Nike+FuelBand SE」を着けたことで外出が多くなったのも事実。筆者は毎日1万歩を目指したが、その結果をご覧いただこう。

ts_fuelband01.jpg 今回は「Nike+FuelBand SE」を使い、実際に運動をしていたときの話をレポート

歩きたくてたまらない! 2週間歩き続けた先に見えたもの

 「Nike+FuelBand SE」を着けていた2週間は、毎日ヒマを見つけては歩いている日々だった。外出時も1駅、2駅前から降りて30分以上歩いたり、雨の日は長靴やレインコートを着てまで試したほど(FuelBandは防水だから安心だ)。

 そのなかで気付いたことは以下の3点。

  • 歩いて試したくなる
  • 夜には光ってほしい
  • セッションは使わない

 フィットネス系ガジェットの良いところは、とにかく使ってみたくなる=運動に直結することだ。筆者の場合、FuelBandが届くとすぐに、これ見てみたいなあ、とか最近行ってないな、と感じていた場所へ次々と繰り出すようになった。

 神奈川県内の観光名所である鎌倉の海岸や、江の島から藤沢までを歩き、三浦半島では城ヶ島を目指してウロウロ、横浜市内は「みなとみらい」「山下公園」「本牧」とやたら歩いた。

 観光名所ばかりだが、観光ではなく、ただ歩きに行くのである。せっせとウォーキングをしに行くのである。これが楽しい。せっかく「Nike+FuelBand SE」があるのに「近所の散歩」で終わらせたくはない、と思うのだ。

ts_fuelband02.jpg 鎌倉の海岸を歩いていたときの写真。アプリには活動量を示す「NikeFuel」の数値が1562と出ている。目標の2000まで、あと少しだ
ts_fuelband03.jpg 江の島から藤沢駅までは境川と呼ばれる川沿いに歩く。薄暗くなってきたが、途中の「GOAL」の表示が嬉しい

 汗をかいたら水で洗えるし、やはり時間と歩数をバンドで確認できるのは便利。いちいちスマホを出して確認しなくていい。さらにスマホを自宅に置き忘れて運動をしても、データはしっかり取得している。あとでスマホと接続すればデータは同期する。

 スマホの「電池切れ」も怖いが、これはスマホを充電すれば、「Nike+FuelBand SE」と再接続し、データがアプリに反映されるので問題ない。

FuelBandが懐中電灯代わりになればいいのに……

 一方、夜間の利用では、なにも点灯されないのが痛い。一応「セッション中」はLEDが1個点滅するものの、少し離れているとまったく見えないため、懐中電灯代わりにはならない。

 せっかくならLEDをいくつか点灯し続ける手動の設定があってもよかったのでは? 懐中電灯を携帯しなくても、「Nike+FuelBand SE」が点灯していれば、手ぶらで歩けるので夜間のウォーキングにとても良いのだが。

ts_fuelband04.jpg 大変見づらいと思うが、暗闇でFuelBandのセッション中を示す白いLEDを写したところ。自分で見るには十分明るいが……

 また就寝時、風呂、仕事中以外で腕からFuelBandを外したいと思うのが「料理中」のとき。油が跳ねてFuelBandに付着したら……と思うと、怖くて着けられない。また素材の問題だろうか、FuelBandのバンド部分はほこりが付きやすく、ポケットに入れたりすると、いまひとつキレイではない。水洗いすればよいのだが、少々気になった。

 それと気軽に寝転がれなくなってしまった。腕を枕にゴロ寝をするとFuelBandを潰して壊してしまうのでは? という恐怖がある。どうも装着中は気が張っている。これは慣れ次第なのかもしれないが……。

 さて、FuelBandはウォーキングやランニングだけでなく、毎日の身体の動きを記録し続けているので、アプリのデータを見れば、グラフで自分の活動状況が分かる。デスクワーク時は身体が全然動いていない反面、ウォーキングに行くとグラフが跳ね上がる。というよりも筆者の場合、ウォーキングをしていないと「動いていない」と言ってよいライフスタイルだ。

 自分でも当然動いていないのは分かっていたが、グラフで示されると結構なショック。反省する。

ts_fuelband06.jpgts_fuelband07.jpgts_fuelband08.jpg (左)アプリの画面。活動量の記録途中だ。数字はNikeFuelを示し、下のグラフは活動している時間帯を示す。どうやらお昼ごろになって突然動き始めたらしく、グラフが跳ね上がった。(中)これは「アクティビティ」で、ある一日の活動状況を確認した画面。午前中から動き始め、正午頃にNikeFuelの目標を達成。さらに夜になってウォーキングを始めたようだ。(右)目標を超えると、FuelBandのLEDだけでなく、アプリの画面でも派手なアニメーションが表示

使わなくなる「セッション」機能 それでも目標は達成!

 というわけで、ますますよく歩くようになったのだが、ここで困ったのが「セッション」機能。運動時間や運動時の活動量を別に記録してくれるのだが、ハッキリ言って筆者は「一日の活動を記録すればいい」だけなので不要。後半には使わなくなった。

 たとえば「今日は一日でランニングを30分したな、明日は40分ランニングをしよう」といった、一日のなかのトレーニング時間に焦点を当てる使い方には便利だろう。

 しかし筆者は毎日「一日をフルに使って一万歩を超える」という緩い目標。「ウォーキング」や「散歩」の時間だけを別にしたいわけではない。仕事中の歩数も全部含めて、確認したいのだ。ならばFuelBandをそのまま使うだけで十分だ。

 セッション終了後にはその記録をタグ付け(名前、カテゴリ付けに近い)するため、これまた面倒くさい。もちろんタグを付けなくてもいいのだが、すると「未タグ付け」の記録が増え、これはこれで見栄えがよろしくない。だったら最初からセッションは使わない、というのが筆者の結論だ。

ts_fuelband09.jpgts_fuelband10.jpg (左)アプリのなかに「セッション」の文字があるが……。(右)結局タグ付けが面倒になり、使わなくなる

 なお「Nike+FuelBand SE」をPCに接続すれば、前回紹介したように公式サイトにデータが同期される。スマホのアプリとはレイアウトが違い、アプリよりもデータを把握しやすい。さらに次回また詳しく紹介するが、他のユーザーと比較もできるので、PCサイトをときどき利用してみるのもオススメだ。

ts_fuelband11.jpg PCサイトのNIKE.COMでもアプリと同じ情報が確認できるが、画面が広いぶん、一目でデータが分かりやすい
ts_fuelband12.jpg こちらもPCサイトで確認した活動量「NikeFuel」

 それでは最後に2週間の活動状況のグラフを見てみよう。1週目、2週目ともにゴール達成率は100%。1週目は平均1万5000歩以上歩いている。2週目は平均1万3000歩以上。1週目と比べて飛び抜けた歩数はないが、全体的によく歩いている。

ts_fuelband13.jpgts_fuelband14.jpg (左)1週目の活動量や歩数。(右)2週目は活動量や歩数が下がったものの、目標は達成している

 活動量を示す「NikeFuel」も、目標の「2000」を毎日超えており、もっと高いレベルに設定し直すべきだったのだろう。それだけこの2週間は自分でも予想以上に歩きに行っていたのだ。

 もっともこれだけ歩いても「手応え」は、自分の体重計と腹回りからしか分からない。よく歩いているはずだけど、他の人と比べてどうだろう? 「Nike+FuelBand SE」はランナーが着けているイメージがあるし、利用者はもっと運動をしているのだろうか? と気になってくる。

 そこで次回は他の利用者の成績を比べた場合や、そもそもアクティブユーザーはどれくらいいるんだろうか? といったあたりの話をしてみたい。さて今週はクリスマス。プレゼントが決まっていないあなた! 「Nike+FuelBand SE」なんてどうでしょうか? 蛇足でした。

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