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» 2014年12月18日 11時00分 UPDATE

ヘルシーライフの新常識:油摂りダイエットのススメ【第3回】仲良くするならこの油!

絶対に摂ってはいけない油がある反面、積極的に仲良くしたい油もあります。そこで今回は、身体にとっていい油、ためになる油のお話です。

[ことばや/伊藤佳代子,ITmedia]

 油には2つの種類があります。それは、身体にとっていい油と悪い油。前回説明した「トランス脂肪酸」を別にすれば、身体に悪い油は「飽和脂肪酸」です。たとえば、バターや牛乳、チーズなどの乳製品、ラードなどが含まれます。

 この「飽和脂肪酸」は、皮下脂肪になりやすく、コレステロールや血圧を上昇させて生活習慣病の原因になることが多いと言われています。つまり、油に対して私たちが抱いている悪い印象は、すべて「飽和脂肪酸」の仕業なのです。

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 こうした油に対する悪印象を一新する身体にいい油、それは「不飽和脂肪酸」と呼ばれるもの。さらに「オメガ3系」「オメガ6系」「オメガ9系」の3種類に分類されます。

食べ物からしか摂れない「必須脂肪酸」

 オメガ3系と呼ばれる脂肪酸は、主に、青魚に多いDHAやEPAに多く含まれ、最近、身体にいいと話題の亜麻仁油やえごま油に含まれるα―リノレン酸もその一種です。

 いい油と言われる所以は、優先的に燃焼されるので体脂肪になりにくいから。血液をサラサラにして免疫力を上げる効果があるとも言われています。まさに飽和脂肪酸とは真逆。現代の食生活ではどうしても不足しがちなうえ、体内で作ることができない「必須脂肪酸」でもあります。

 実は、オメガ6系も食事からしか摂ることのできない「必須脂肪酸」。サラダ油やコーン油、ごま油、紅花油、綿実油など、主に料理に使われる油がここに分類されます。オメガ3系と違い、特に意識をしなくても不足する心配はありません。

 オメガ3系もオメガ6系も、身体に「必須」な油ではありますが、問題がまったくないわけではありません。

いい油は、程よく、適切に摂りたい

 いくら身体にいい油でも、過ぎたるは及ばざるが如し。特に、オメガ6系は現代の食生活の中では摂りすぎる傾向にあります。オメガ6系が過剰になるとアレルギーの原因になるとの説もあり、むしろ、摂る量を減らすくらいでちょうどいいと言えそうです。

 オメガ3系の問題は、その摂り方。とても酸化しやすく熱に弱い油なので、新鮮なものを生のまま摂ることが大切です。いい油も酸化していては台無し。摂り方ひとつでいい油も悪い油に変わってしまいます。

 いい油は少々扱いにくい、と思った方も多いかもしれません。大丈夫です。次回は、オメガ9系のお話とともに、身体にいい油のいい摂り方についてご紹介していきます。

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