「Surface 2」一言レビューまとめ
Surface 2 (日本マイクロソフト)
Windows RT 8.1を採用し、SoCをNVIDIA Tegra 4(1.7GHz)に、タッチディスプレイ解像度を1920×1080ピクセルに刷新した、「Surface RT」の後継モデル。
園部修 ★★★☆(3.5)
全体的に快適さは向上 ライトなテキスト入力環境としてはアリ
Windows RTを搭載するMicrosoft謹製のタブレットがスペックアップ。ディスプレイ解像度がSurface RT(今後はSurface)の1366×768ドットから1920×1080ドットのフルHDに向上したほか、Tegra 4の採用で動作が高速になり使用時のストレスが軽減した。Windows RT専用アプリが、他のプラットフォームと比べると少ないが、よく使われている主要なアプリはそろってきた。キーボードを兼ねたカバーは面白いギミックで、ライトなテキスト入力環境を求める向きには一考の余地があると思う。ただ、総合力という点ではiPadやAndroidタブレットには一歩及ばない印象だ。
布施繁樹 ★★★★(4.0)
今までできなかったことができるタブレット
間違えてはいけないのは、これはWindows PCではなく、Windows PCライクな動きをするタブレット端末だということ。スマホやタブレット向けのCPUが使われており、PCだと思って買うと痛い目にあう。しかしながら、AndroidタブレットやiPadで苦手だったOfficeファイルの取り扱いやPC向けWebサイトの挙動はPCとなんら変わらないレベルとなっている。しかも今までのモデルで気になっていたパワー不足やキックスタンドの角度など細かい部分も改善し、バッテリーの持ちも実働で10時間と良いので仕事用として使うには非常に使いやすいモデルだろう。ストレージもmicroSDXC64Gバイトまで対応し、クラウドも当然ながら利用できるのでまあまあ解決できる。ハード面では文字入力で少しだけもたつく場面がある程度であとは快適。気になるアプリはそろうのを待つばかり。
ぽぽろっち ★★★★(4.0)
タブレットとパソコンのいいとこ取りデバイスが良い進化を遂げている
Officeを搭載して、Word、Excel、PowerPointなどのファイルを普通に扱うことができる汎用性の高さ、コンパクトな本体サイズとバッテリの保ちは相変わらず。初代に比べてCPU周りが強化されており、Flashを利用したブラウザゲームも快適。初代の発売当初は致命的であった対応アプリの少なさも徐々にカバーされており、期待が持てる一台といえる。何よりも、本体スタンドの角度が2段階に調整できるようになったのは大きい。
太田百合子 ★★★★(4.0)
アクセサリー充実で魅力が増した、PCぽく使えるタブレット
「Windows 8.1 RT」を搭載する「Surface RT」の後継機。スペック面では、10.6型の液晶ディスプレイがフルHDとなったほか、前モデルに比べてバッテリー駆動時間が2時間延びて約10時間に。CPUにはクアッドコアのTegra 4(1.7GHz)を採用し、起動時間もやや速くなっている。本体の軽量化もわずかだが、一緒に使う別売りの「タッチカバー2」や「タイプカバー2」が薄く、軽くなったため、両方あわせると結構軽くなったように感じられる。このほかキックスタンドが2段階調節可能になって、膝上で使えるようになったのも◎。前モデルにはなかったOutlookが標準搭載されているのも、ビジネスユーザーにはうれしい点だ。バッテリー内蔵の新しいカバーやドッキングステーションなど、アクセサリーも充実して魅力が増した。PCぽく使えるタブレットが欲しい人におすすめ。
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