年の始めはファスティング――成功のカギを握るのは「酵素」だった?ヘルシーライフの新常識

断食なのだから、何も食べないのが正しいやり方……と思うのは早計。実は、断食の効果をアップさせる秘密のアイテムがあるのです。その正体こそ、最近、巷で話題の酵素なんです。

» 2015年01月23日 00時15分 公開
[ことばや/伊藤佳代子,ITmedia]

 ファスティングを失敗する人に共通するのは、空腹がつらくて断食期間を乗りきれない人。それは、断食明けの復食期間も同様です。特に、好き勝手に食べることに慣れてしまっている人ならなおさら。食べずにじっと我慢するなんて、どんな拷問なのかという話でしょう。

 前回は、つらいなら我慢をせず、断食期間を短くするのもひとつの方法だと言いましたが、どうしても頑張りたい、というあなたに、とっておきの空腹乗り切りアイテムを教えましょう。それは、ダイエットなどでよく話題となる「酵素ドリンク」。これが、断食期間の救世主になってくれるはず。その訳は、私たちの身体と酵素の関係にあります。

酵素はもともと、私たちの身体の中にある

 そもそも酵素は身体の中にあるもので、消化や代謝を助けるなど重要な働きをしています。しかも、あらゆる食べ物には「食物酵素」があり、本来ならドリンクなどで補う必要はないはずでした。ところが、現代人の食生活の乱れが、元々持っている、いわゆる「体内酵素」のバランスを崩しています。

 原因のひとつは食べすぎ。体内酵素は主に、消化と代謝に使われますが、食べ物がたくさん身体に入ってくると、その分、体内酵素は消化に多く使われていきます。すると、本来、代謝に回すはずだった分が削られてしまうことに。代謝が滞れば、余分な脂肪や老廃物が身体に溜まっていくのは必然です。

 幸いにして、断食をしている期間は固形物を食べないので、消化に割く酵素はほとんど必要ありません。体内酵素をまるごと代謝に回すことができます。普段、酵素が足りずに滞りがちな代謝も一気に活性化。身体の中をすっきりデトックスすることができるでしょう。

酵素ドリンクは、代謝にも空腹にも有効

 断食の間は、体内酵素だけでも代謝効果はアップしますが、外から酵素を摂り入れることで、その効果をより促進することが期待できます。どうせやるなら、効果が高いほうがいいはず。それなら、酵素をプラスして代謝をぐんぐん促すのが正解でしょう。

 しかも、ドリンクタイプの酵素なら、水やお湯で割れば、空腹を補うこともできます。お腹が空いたな、と思ったら酵素を飲む。これだけでつらい思いをせずに断食期間を乗り切れる人が多いようです。特に、甘みのある酵素ドリンクの場合は満足度の高く、どうしても食べたくなるスイーツの誘惑から逃れるのにもひと役買ってくれると言います。

 酵素を飲むほど、体内で代謝を活発化してくれるのですから、空腹も紛れて一石二鳥。まさに、断食の必勝アイテムと言えそうです。しかし、酵素なら何でもいい、というわけでもないのが厄介なところ。より効果を高める酵素の選び方を、次回ご紹介したいと思います。

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