「Runtastic for docomo」の限界を感じた4週間(4):やせる(?)アプリ、試します
トレーニングアプリ「Runtastic」を4週間使い続けた。途中風邪を引いたし、クリスマスや正月といったイベントもあった。それでもかなり歩いたのに……残酷な腹が待っていた。
トレーニング特化型アプリ「Runtastic」を使い始めて4週間が経過し、私の腹はどうなったか? はっきり言うとゆるんだままで太った。筆者の体重は82キロから様々なダイエットを駆使して77キロ台まで減り、79キロ前後で安定していたが、Runtastic4週目で完全にリバウンド。82キロを再び超え始める日も出てきた。最後の記事では失敗の原因を考えてみよう。
Runtasticでダイエットが失敗した原因は……「食事」
「Runtastic」(筆者の場合は「Runtastic for docomo」)を4週間使ってきて感じたことは以下の通り。
良い点
- さまざまな運動の記録が可能
- 複数のアプリを一括管理
- 操作はシンプル
悪い点
- 食事の記録がない
- 筋トレのモチベーションが上がらない
- ポイントがいつまでも取得できない
- 中断したときに気付かない
- 自動的に記録されないので忘れる
- 英語の音声が無駄
分かってはいたが良くも悪くも「Runtastic」は運動する人のためのアプリだ。トレーニングの記録に関しては、シンプルで分かりやすく、使いやすいと感じた。とくに筆者の場合、ウォーキングが中心だが、歩いたルートや歩行ペースの確認は便利。
スクワットをはじめとした筋トレのアプリのデータも、PCサイトで一括管理しており、豊富なデータはトレーニングが好きな人ならありがたく感じるだろう。
だがダイエットの場合、食事の管理こそ非常に大事。運動をすると余計に腹が減り、逆効果ではと思うこともしばしばある。
せめて簡単な食事の記録機能くらいあればよいのだが。もちろん読者の皆さんは食事管理のアプリを別にインストールすればよいが、複数のアプリを使っていると面倒になる可能性も。
また筋トレアプリは「オマケ」の感じがしてならない。もちろん工夫はある。トレーニングの回数を複数に分け、インターバルの時間も十分に設ける、タップすればすぐにトレーニングを続行できるなど。しかし「Runtastic GPS ランニング&ウォーキング」と比べると、わざわざこのアプリでなければ、という理由がない。
とくに「Runtastic for docomo」の場合、トレーニング量によって「ドコモポイントがもらえる」というのも大きなメリットだが、現在のところ対応しているトレーニングはランニングとサイクリングだけで、ウォーキングや筋トレは無関係。モチベーションはまったく上がらない。
またウォーキング時も、店に立ち寄ったり、地下を歩いたりすると記録が中断することがある。それに気付かないばかりか、手動で再開しないといけないので、忘れたまま歩き続けることが多発。これに気付いたときのグッタリ感が凄まじい。「今まで歩いたの無駄かよ〜」と嘆くことになる。
またアプリを起動しないと記録されないので、忘れていることも多い。このあたりは筆者が最近ウェアラブルギアを試しているので、それに慣れてしまい、いちいちアプリを起動するのが面倒になってきたというのもある。
加えて、トレーニング時に英語の音声が流れるが、ハッキリ言って邪魔だ。周りに人がいるときはドキッとするし、音量を下げるか、マナーモードにしてしまう(このせいでウォーキングの記録が停止しても気付かないわけで)ので、なくてよい。
ひとつひとつは些細なことだが、バタバタと忙しい年末年始に重なり、トレーニング、ダイエットは挫折、失敗したと言ってよいだろう。
ただし年も明け、しばらくは大きなイベントもないはず。読者がダイエットをやり直す、あるいは正月太りの解消に始めるというのであれば、これからしばらくは「Runtastic」を続けやすいのではないだろうか。
なおアプリを使ったダイエットはこれでひとまず終了。次回からダイエットと並んで現代人の悩み事である「快適な睡眠」を求めて、さまざまなテストを行っていくので、そちらも引き続き読んでいただければ幸いだ。
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