「FUJIFILM X-Pro1」一言レビューまとめ

» 2014年07月01日 00時00分 公開
[ITmedia]

FUJIFILM X-Pro1 (富士フイルム)

 APS-Cサイズ ローパスレスの有効1630万画素センサーを搭載したレンズ交換式カメラ。いわゆるミラーレスカメラの構造を持ちながら、描写能力の追求を図り「プレミアムライン」という位置づけのFUJIFILM Xシリーズのフラグシップ機。


荻窪圭 ★★★☆(3.5)

ハイエンド機ならではのシャープな写りとレトロな質感

カメラ道楽のための高級ミラーレス一眼、というのが相応しいX-Pro1。シャッタースピードと絞りと露出補正の3つのダイヤルで操作するUIは昔なじみで、光学ファインダーとEVFをレバーで切り替えるギミックもたまらない。ずしっとくる四角いカメラを持ち、ダイヤルを回してセッティングし、ファインダーを覗いて構える。そしてローパスフィルターレスならではの高画質の写真が撮れる。そんなリズムの人に。個人的にはISO感度ダイヤルも欲しかった。


野村シンヤ ★★★★(4.0)

画質にデザインにこだわる1台

富士フイルムのXシリーズは、クラシカルテイストなデザインを徹底してやることから人気を集めている。このカメラもクラシック感が満載だが、中身は最新の機能が凝縮されている。ハイブリッドマルチビューファインダーはレンズに合わせて倍率が変わり、光学式と電子式を選ぶことが可能。ISO感度も6400(拡張で25600)に対応し、それにも増してローパスフィルターを必要としない「X-Trans CMOS」センサーが描き出す絵はかなり魅力的。気になる点は、やはりまだまだレンズが少ないことと、AFが若干ゆったりとしているところか。


今藤弘一 ★★★★(4.0)

ハイブリッドビューファインダーがすごい

富士フイルム初のミラーレス一眼がX-Pro1。発売して約1年半が経過しているが、まだまだ現役。X-E1との違いは本体左上に「ハイブリッドビューファインダー」を持つことで、液晶表示のEVFと、光学式のOVFのどちらかで撮影が可能なこと。そのほか頭頂部にシャッタースピード切り替え、露出補正ダイヤルがあったり、X-Trans CMOSセンサーを搭載しているといったところは同じだ。ファインダーにこだわりがないなら、ボディサイズや操作感などで選ぶといいのではないだろうか。


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