Ingressで1日1万歩歩いたら“入眠”が変わった:すずまり流“続く”健康管理
話題の陣取りゲーム「Ingress」。健康にプラスの影響があるというなら、せっかくだからやってみようと思いました。その結果――。
昨年暮れから、現在話題の陣取りゲーム「Ingress」を始めました。もともとハマりやすい性格なため、ゲームはすべて避けていたのですが、非常に歩くようになるという話を聞き、これは1度試してみなくてはと思ったのです。なんでも相当やせた人もいるとか?
健康にプラスの影響があるというなら、せっかくだからやってみようと思いました。どうせやるなら流れにまかせ、ハマルなら思い切りハマってみよう。特にダイエットを意識するのではなく、これまでと変わらない生活のままで自分がどうなるかをみてみようと考えました。
そしてスタートからほぼ1カ月が経過しました。果たして私はどうなったかというと……予想を裏切ることなくしっかりハマりました(笑)。仕事で外出する時以外では、買い物のついでに、または気分転換として夕方から出かけるようになりました。
その変化は、SmartBand Talkの歩数をみると分かりやすいです。開始したのが12月26日の夜からなので、その日を境にした歩数の平均を出してみました。始める前までの1日平均が約7300歩だったのに対して、開始後は約1万2000歩。なんと1日に5000歩も余分に歩くようになっていたのです。それまでは1日5000歩以上というのを最低目標にしていたのですが、近所のポータルを巡るだけであっさりその倍を達成できるようになっていました。
ウォーキングでは「45分は歩こう」と決めて出かけるのですが、Ingressの場合反対に時間を忘れてしまうことが多いのも特徴ですね。ちょっと買い物ついでに遠回り……のつもりが、気がつくと2時間半が経過していた、なんてこともよくありました。最近では1時間くらいにしておかなくてはと考えるほどです。
ウォーキングコースがマンネリ化してしまい、かなり飽きていたのですが、Ingressのおかげで活動的になれてうれしい限りです。近所にも関わらず初めて足を運ぶ場所も多く、ウォーカーにとって非常に刺激的なゲームといっていいでしょう。
もっとも気になるのは、体にどんな影響があったかということですね。うれしい効果は得られたでしょうか。
都合により数字は伏せておりますが、1カ月間の体重です。大きな変動はありませんでした。体組成はタニタのインナースキャンデュアル RD-901で計っており、グラフは同じくタニタのアプリ「HealthPlanet」のものです。乗るだけでiPhoneに転送できるので楽です!
この1カ月間では、体型に大きな変化をもたらすをことはできませんでした。体重にはほとんど変動はないものの、後半筋肉量が増加傾向にあり、体脂肪率は減少が期待できそうな動きは見せています。もしかしたらこれからなのかもしれませんが、1月20日から「スロトレ」を再開しているので、その影響も否定はできません。
従来のウォーキングは45分から1時間、ほぼノンストップで、大量に発汗するほど歩いていたのに対して、Ingressはゲームの性質上立ち止まることが多い。ポータルがつながっている場所は通過もゆっくりになります。歩行時間は伸びても運動強度が低下するため、効果が出るとしても時間はかかりそうですね。
では、まったくプラスの効果がなかったかというと、そんなことはありません。違いをハッキリ感じているのは「入眠」です。特に最近は寝付きがよくなったと感じています。これまで寝付きに悩んでいたわけではないですが、よく歩いた日は、心地よい疲労感とともに、スーっと眠くなるあの感覚を久しぶりに味わっています。活動量の増加が眠りにプラスになると改めて確認できて、うれしい限りです。
ゲーム要素が加わることで、自分の活動がここまで伸びるのかと感心しました。まだダイエットにはつながっておりませんが、1日1万歩を達成できるようになったということは、長期的な視点から見れば健康維持に役立ちそうです。ということで、活動量計の1日の目標歩数を、5000歩から1万歩に設定しなおしました。これからさらに継続することで、基礎代謝量の低下や、それにともなう体重増加を抑止できるのではないかと期待しています。
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