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もう一度中高からやり直したい人向け、無料のおすすめ「数学学習サイト」7選天才小学生に負けない

中学〜高校レベルの数学を無料で自習できるWeb教材サイトをまとめてご紹介。問題集や公式集ではなく、「解説」や「考え方」が充実しているサイトだけを選びました。

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 先日、数学検定の2級(高校2年生レベル)に小学1年生が合格したというニュースが世間をにぎわせました。SNS上での反応を見ていると、「オレより賢い……」「学生時代は得意科目だったけど、今じゃ全部忘れてるわ」といった反応も。

 そこで今回は、中学〜高校レベルの数学を無料で自習できるWeb教材サイトをご紹介します。一口にWeb教材サイトと言っても各種存在しているのですが、ここでは、

  • 勉強法や参考書のデータベースなどではなく、実際に学習できる
  • 問題集や公式集ではなく、文章や図による「解説」「考え方」が掲載されている
  • 学年別や分野別など、順を追ってジャンルごとに情報が整理されている

 という点を重視してピックアップしています。年末年始の空き時間に「いっちょやってみるか……!」という皆さん、ぜひお試しください。

中学数学

 中学1年〜3年で学ぶ範囲が分野ごとに網羅されている。文章による解説は簡潔で、解説の合間にはワンクリックで解答を表示できる例題が挟まれ、自分の理解度を確認しながら学習を進めていける。「練習問題のページ」と「要点のページ」も別途設置されており、いわゆる“全部入り”ではあるが、レイアウトがシンプルで見やすいため情報過多な印象も受けない。

 こちらも同じく中学1年〜3年で学ぶ範囲が網羅されているが、前述の「中学校数学・学習サイト」と比べると図表が多めで、とっつきやすい印象を受ける。また、用語集のページでは用語の意味だけでなくその用語が出てくる学習ページにリンクが張られているなど、Webならではの丁寧なつくりになっている。

 網羅性という意味では前述2サイトにかなり見劣りするが、応援の意味でも取り上げたいのが「eboard」。数学の専門サイトではなく、いわゆる動画を用いた総合学習サイトだ。中学数学では「数と式」「関数、確率・統計」「図形」の各分野を、講師による解説付きの動画で学べる。学習マップやゲーミフィケーションといった今風の機能もあるが、まだそこまでコンテンツが追いついていない印象なので、今後にさらに期待したい。

高校数学

 高校数学でまずおすすめしたいのが、NHK高校講座の「数学I」。地上波で過去に放送されたコンテンツをまとめてWeb上で閲覧できる。元がテレビ番組だけあって当然クオリティは高く、加えてPDF形式でプリントアウトにも向いている「学習メモ」とWeb上で解答チェックできる小テスト形式の「理解度チェック」も利用可能。高校数学の基礎を一から自習できる。

 同じくNHK高校講座から「数学II」。こちらはテレビではなくラジオ放送の過去コンテンツをアップしたもので、やはり学習メモと理解度チェックを使って網羅的に学習できる。音声だけで理解できるように作られている分、解説は丁寧で、通勤通学時などのスキマ時間を使った学習にもおすすめだ。

 テキストを使い、高校数学の範囲を順を追って学習したいならこのサイト。後に書籍化された「高校数学+α:基礎と論理の物語」の基となったコンテンツで、「参考書というよりは、物語風に書かれている」のが特徴。各章は独立してPDF化されており、かなりボリュームがあるので、プリントアウトして学習するのもいい。

 「東大生が作った無料の受験動画サイト」として話題になり、多数のユーザーに利用されている「manavee」。受験問題に特化したコンテンツのため、高1の最初から順を追って学習していく――といった使い方には向いていないが、講師による授業風景を動画で見ながら学習を進めていけるのはやはり理解への近道。「Webサービス」として学習のモチベーションをあげてくれる機能を多く提供しているのも特徴だ。


 今回紹介した各サイトで基礎的な理解が得られたら、次はさらに専門書や問題集などを使って理解を深めていくのも良いだろう。Web上には問題集コンテンツも充実しているので、機会があれば次はそちらを紹介したい。

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