連載
» 2015年01月27日 11時00分 UPDATE

身体を張って検証しました:セブンイレブンの食事だけでダイエットは可能か? おすすめメニューも選んでみた

皆がよく使うコンビニ。健康に配慮された商品が売られていることも多い。ならばダイエットにも使えるのでは? とセブンイレブンの食事でダイエットにチャレンジ。一週間後の体重は?

[小林誠,ITmedia]

 以前、宅配食を試したときに体重が少しずつ減り始め、ひと月もすると効果が目に見えて分かった。だがその後のトレーニング系ダイエットは効果がいまひとつ。そこで再び食事のダイエットに戻し、しかもお手軽なコンビニ=セブンイレブンの食事でダイエットができないか試してみた。なるべく「セブンイレブン独自」の商品を選ぶことにしたが、その結果は……検証してみよう。

ts_seven01.jpg セブンイレブンで買える健康に良さそうな料理の一部。セブンプレミアムの商品はとくに狙い目のようだ

管理栄養士監修の「日替り弁当」がある!

 セブンイレブンの食事だけでダイエットをすると、気付くのは次の7点。

良い点

  • 野菜サラダ、惣菜多い
  • セブンプレミアム狙い目
  • 日替り弁当が選びやすい
  • Fast Fishあり

悪い点

  • 価格が高くなりがち
  • 同じ店だけでは限界がある
  • 日替り弁当がない店がある

 コンビニのダイエット商品ですぐに思い浮かぶのは「野菜サラダ」。だが、これはどこのコンビニでもそうだし、これだけを食べていても長続きしないのは目に見えている。

 そこでセブンイレブンらしく、野菜以外の商品といえば「セブンプレミアム」のメニューだ。レトルトのお惣菜、味噌汁に豆やおから、ごぼうなど身体に良さそうな食材が多く用いられているうえ、お菓子のなかにも枝豆、玉ねぎを使った商品がある。

 また「魚」を食べることを考えると、やはりセブンプレミアムの商品にサバやサワラ、サケ、ホッケの塩焼きや味噌煮、西京焼きなどがあり、骨をとる手間がない「Fast Fish(ファストフィッシュ)」に指定されている商品もある。ご飯は自分で炊いて、おかずだけこれらを利用してもよさそうだ。

ts_seven02.jpgts_seven03.jpg (左)ダイエット食品として話題の「サラダチキン」もセブンプレミアム。(右)魚のお惣菜も充実。「さわらの西京焼」(筆者のオススメ)、「さばの味噌煮」(ご飯に合う!)は「FastFish」指定なので骨を取る手間もない

 さらに一部店舗では「日替り弁当」として、管理栄養士監修の弁当も売られている。これは非常に有力な選択肢。栄養バランスがすでに考えられているのだから安心だ。

ts_seven04.jpg セブンイレブンのダイエットの本命は「日替り弁当」(左)。意外と売っている店が少ないようだが……

一週間で10食! その値段は平均800円ほどと少々お高い

 一方コンビニの商品は全体的に値段が高い。毎日のように食べていてコストはどれくらいになるのか気になるところだ。

 一週間、1日3食として計21食のうち10食をセブンイレブンの商品で固めた結果、コストは「1食平均865.1円」となった。はっきり言って高い。ワンコインで済ませたいのに。

 以下、その際のメニューと価格、カロリーだ。

No. メニュー名 価格 カロリー
1食目 日替り弁当 鶏の柚子胡椒焼き 500円 565kcal
海老・いかのマリネとミックスビーンズサラダ 390円 187kcal
2食目 日替り弁当 海老チリ・鶏と野菜の甘酢あん 500円 605kcal
7種の野菜(味噌汁) 128円 46kcal
3食目 サラダチキン(ハーブ) 213円 114kcal
サラダチキン(プレーン) 213円 105kcal
かぼちゃサラダ 127円 186kcal
うの花 121円 148kcal
豆のサラダ 121円 114kcal
4食目 1日に必要な野菜の1/3が摂れる皿うどん 460円 414kcal
さばの塩焼 198円 253kcal
さばの味噌煮 228円 220kcal
さわらの西京焼 265円 131kcal
ほっけの塩焼 290円 100kcal
5食目 彩りさらだピクルス 225円 44kcal
おつまみ長芋 198円 63kcal
あさりたっぷり深川めし 398円 408kcal
十六穀米入り菜飯とさつまいも(おにぎり) 120円 181kcal
6食目 1日に必要な野菜の1/3が摂れるタンメン 398円 347kcal
生姜入り12品目の和風スープ 340円 141kcal
エリンギと焼き野菜のサラダ 370円 77kcal
7食目 1日に必要な野菜の1/3が摂れるビーフン 360円 301kcal
柚子香るポン酢のシャキシャキ大根サラダ 298円 81kcal
豆腐ハンバーグと彩りきんぴらのサラダ 398円 198kcal
蒸し鶏とごまの春雨サラダ 198円 139kcal
8食目 うす切りバナナチップス 204円 434kcal
枝豆チップス 108円 225kcal
9食目 牛ごぼう 170円 120kcal
おぼろ豆腐 159円 171kcal
11種の野菜ミネストローネ 257円 93kcal
1日に必要な野菜の1/3が摂れるレバニラ 298円 185kcal
10食目 1日に必要な野菜の1/3が摂れるタンメン 398円 347kcal
合計 1食当たり合計 8651円 6743kcal
平均 1食当たり平均 865.1円 674.3kcal

 ただ今回は初めての試みということで、いろんな商品を試したいというのもあった。1日にサラダやお惣菜を何品も買った日もあり、そんなときは1000円以上支払っている。

 商品単体で見れば、一番価格が高い商品は日替わり弁当の「500円」なので、思ったほど高い印象はない。

 しかしこのなかに「飲料水」は含んでいない。もし毎回ペットボトルを買っていると1食+100円くらい。

 そう考えると「弁当」+「野菜サラダやお惣菜」+ペットボトルで、毎回800円くらいになりそう。結局平均価格とさほど変わらず、ワンコインで節約、あるいは自炊で節約している人には、かなり割高感がある。ただそのぶん栄養バランスに優れているのなら納得はできる。このあたりは宅配食の価格との考え方と同じ。

 また食事のボリュームを考えれば、宅配食よりは「満足できる量」だ(そのぶん効果が薄いかもしれないが)。

ts_seven05.jpg 「1日に必要な野菜の1/3が摂れるタンメン」はボリュームがあるものの398円。ただカップ麺ならもっと安いので悩ましい
ts_seven06.jpg 「1日に必要な野菜の1/3が摂れるビーフン」は360円、「蒸し鶏とごまの春雨サラダ」は198円、「柚子香るポン酢のシャキシャキ大根サラダ」は298円。量を考えるとサラダのほうが高いかも?

1食平均700kcal以内に収まる いずれやせる可能性は高い

 続いて毎食のカロリーを考えてみると、野菜サラダは1品あたり数十kcalとカロリーは当然低い。また健康に気をつかった弁当を選んだ結果、一番カロリーが高い商品でも1品605kcalが最大値。何品も買って1000kcalを超えている日もあるが、「弁当」+「野菜サラダやお惣菜」+ペットボトルという組み合わせなら、多くの場合、700kcal以内に収まりそうだ。

 健康に配慮した宅配食よりもカロリーは高くなるが、それでも許容範囲だと思う。

 たとえば筆者の場合(32歳で体重80キロ)、デスクワークが中心の活動と考えると、一日の消費カロリーは約2300kcal。

 仮に「1日3食セブンイレブンの商品」で700kcal×3食としても摂取カロリーは計2100kcal。これなら「自然にやせていく」“はず”だ。

ts_seven07.jpg 日替り弁当の一例。管理栄養士さん監修でボリュームもそこそこあり、美味しい。それで「565kcal」で500円。ちょっとお得?

筆者の選んだ「健康に良さそうな」セブンイレブンの商品

 だがハッキリ言って毎食コンビニは飽きる。しかも「健康に良さそうなもの」だけという条件付き。一週間も続けると飽きるし、同じ店に行っていると同じ商品ばかり手にすることに。

 そこで筆者は外出先で、違う地域のセブンイレブンでも商品を選ぶようにした。やはり立地や客層が違うと、売っている商品にも違いがあり、近所にない弁当や総菜があったり、逆にサラダが充実しているなど、なかなか面白い。ただいちいち歩きに出るのは手間でもある。

 また「ダイエット」視点だと、「日替り弁当」を置いている店が少ない(売り切れ?)印象。日替り弁当は一番「飽きにくい」「長続きしやすい」商品なので、これがない店があるのはダイエット視点だと痛いのだ。

ts_seven08.jpg 「1日に必要な野菜の1/3が摂れる皿うどん」はボリュームがあるのに414kcal(460円)
ts_seven09.jpg 「おぼろ豆腐」に「牛ごぼう」「ミネストローネ」、「1日に必要な野菜の1/3が摂れるレバニラ」。店によって置いてない商品もあり、探してみると面白い

で、体重は減……らない。まだ効果は出ないのか?

 で、結果ダイエットは成功したのかというと……「現状維持」。筆者は体重82キロから、宅配食のダイエットで77キロ台まで下がり、トレーニング系のダイエットで79キロ台を維持。しかし最後に挫折して82キロに再びリバウンドした。

 今回は初日「79.35キロ」→一週目最終日「80.2キロ」とほとんど変わらなかった。体重計をタニタの「インナースキャン50 BC-313」に変更し、BMIや体脂肪率、筋肉量、内臓脂肪、基礎代謝、体内年齢なども計測できるので、以下主な項目の変化も掲載する。

  • 体重/79.35キロ→80.2キロ
  • BMI/27.9→28.2
  • 体脂肪率/23.7%→24.1%(いずれも軽肥満)
  • 筋肉量/57.4キロ→57.75キロ(いずれも多い)
  • 内臓脂肪/12.0レベル→12.0レベル(やや過剰)
  • 基礎代謝/1日1719kcal→1732kcal(いずれも標準)
  • 体内年齢/36歳→36歳
ts_seven10.jpgts_seven11.jpg (左)初日は79キロ台。(右)は最終日で80.2キロ。まあほぼ現状維持だ
ts_seven12.jpgts_seven13.jpg (左)体脂肪率。「軽肥満」の文字にジワジワと虚しさが。(右)体内年齢は36歳(筆者は32歳)。昔から老け顔だが体内年齢まで老けていたか……

 まあ、この数字だけを見ると「それほど気にしなくても……」と思ってしまうのだが、なにしろ筆者は30代ですでに糖尿病。健康には人一倍気をつかわねばならない。

 まあ宅配食と違い食事の量自体は、ほとんど抑えている感じもなく、一週間で急には変わらない、と思いたい。もちろんコンビニ以外の食事もあるし……。

 次回は「ファミリーマート」の商品を食べて一週間過ごしてみる。もちろんダイエット、健康に向いた商品を探す(予想がつくだろうが、さらにその次はローソンだ)。お楽しみに。

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

オススメ記事