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» 2015年01月19日 11時45分 UPDATE

眠りの達人への道:睡眠計で自分の眠りを調べる――「眠りの達人」への道、始めます

どうやら筆者の睡眠の質は悪いらしい。しかもそんな状態がしばらく続いている。もはや「熟睡って何ですか?」というレベル。どうすれば改善するだろうか?

[小林誠,ITmedia]

 筆者は先日ウェアラブルデバイスの「UP24」を1カ月ほど使い続け睡眠時間を記録したのだが、筆者の睡眠時間はどうも4〜5時間程度、浅い眠りが多いことが分かってきた。思い返せば昔はもっとぐっすり眠れていたし、たまにホテルに泊まるとやたら眠ってしまう。どうも毎日の睡眠に改善の余地がありそうだ。まずは自分の睡眠の現状をオムロンの睡眠計「HSL-101」で確認してみた。

ts_sleep01.jpg 今回使用したオムロンの睡眠計、HSL-101。オムロンには最新の小型睡眠計もあるが、筆者はこの大型睡眠計がお気に入り。その理由は後述にて

オート測定ができるオムロン HSL-101で睡眠時間を逃さない

 今回用意したオムロンのHSL-101という睡眠計は、2012年発売ということでちょっと古め。しかも大きく、最初は「え、これ枕元に置くの?」と戸惑うほどだ。

 主なスペックは以下の通り。

HSL-101 スペック

  • 価格1万4040円(税込)
  • サイズ/約幅130ミリ、高さ270ミリ、奥行き100ミリ
  • 重さ/約420グラム(本体のみ)
  • ディスプレイ/あり
  • センサー/電波センサ
  • 電源/ACアダプタ(AC100V・10VA・50/60Hz)
  • ボタン/おやすみ、表示(起床)、メモリ、アラーム
  • 端子/miniUSB(ケーブル同梱)、SDカードスロット
  • 通信/NFC-F

 価格についてはAmazon.co.jpを参考にした。オムロンには最新かつ小型の睡眠計がほかにもあり、HSL-001、HSL-002が発売中で、3000円前後で購入でき、電池式なので、よりお手軽に計測できる。

 ただ筆者はHSL-101に搭載されている「オート測定」の機能が気に入った。通常は眠る前に「おやすみ」ボタンを押して、計測を始めるのだが、どうしても押し忘れがある。そんなときでも「オート計測」でおおよそ「この時間帯は寝ている」という設定をしておくと、自動的に計測が始まるのだ。

ts_sleep02.jpg 普段は時計として使うことができる
ts_sleep03.jpg オート測定は後述のスマホアプリ「わたしムーヴ」での登録時に有効にできる

 設置の注意点としては、睡眠計は電波センサを使い寝返り、胸の動きから計測しているそうで、本体正面から胸まで50〜100センチの距離にする必要がある。要は枕元、上半身周りに置く必要がある。自分の寝相とベッドや布団の位置を考えて設置場所を決めよう。

 筆者の場合はベッドではなく布団を敷き、枕の近くに設置。一週間ほど使っているが寝相が悪くて倒す、といったことはない。

iPhone非対応……アプリが3本必要……だけど手間は最初だけ

 HSL-101の操作自体は簡単。電源に接続したら、すぐ使える。睡眠の計測をしていないときは時計として使えるし、アラームがあるので起床にも便利(音も甲高くなくちょうどいい)。睡眠時間のデータも「メモリ」ボタンを押せばいつでも見られる。

ts_sleep04.jpg 睡眠時間を「メモリ」で確認したところ

 ただこれだけでは睡眠データの分析に不便。そこでスマホやPCを使う。データの管理にドコモの「わたしムーヴ」と呼ばれるサービスを使うため、事前に無料の会員登録をしてアカウントを作成しておこう。アプリからも行えるが、専用サイトからも可能だ。

ts_sleep05.jpg 「わたしムーヴ」のPCサイト。右上から会員登録が可能だ

 もちろんドコモユーザー以外でもOK。ただしHSL-101の対応スマホはAndroid 2.3以上で、NFCやおサイフケータイへの対応が必須。iPhoneは非対応だ。iPhoneやおサイフケータイ非対応の機種を使っている人は小型のHSL-002などを使おう(Bluetooth通信となる)。

 筆者はスマホにデータを転送したいので、アプリの「わたしムーヴ」と「からだグラフ」「ねむり体内時計」の3本をインストール。3本もインストールするのは面倒くさいが、最初だけで、実際にメインで使うのは「ねむり体内時計」となる。アプリだけの機能もあるので、オススメだ。

 わたしムーヴのアカウントでログイン後、最初だけ「わたしムーヴ」アプリで機器登録を行い、画面に従ってHSL-101とスマホをタッチし続ける。

ts_sleep06.jpgts_sleep07.jpg (左)機器登録で画面にタッチの指示が出る。(右)スマホ(筆者はauのXperia Z1 SOL23)とHSL-101の通信部分をタッチ
ts_sleep08.jpgts_sleep09.jpg (左)HSL-101に「OK」と出れば終了。(右)画面にも「OK」と出る
ts_sleep10.jpgts_sleep11.jpg (左)データ通信中にFeliCaのリーダーが起動し「情報を取得できませんでした」と表示されても問題ない。終了してアプリの画面を見なおせば「OK」と出ている。(右)機器登録後は「ねむり体内時計」の「データ転送」で同様にタッチ操作が必要だ

 登録とともに、睡眠計の機能も有効にできるので、オート測定やアラームの設定をしておく。以降は「ねむり体内時計」の「データ転送」を使い、毎朝起きたら睡眠データを取得するため、HSL-101とタッチする。

 なお「からだグラフ」を使えば、睡眠時間のグラフも見られる。「ねむり体内時計」のデータはわたしムーヴに管理されているので、PCサイトの「わたしムーヴ」でも確認できる。

 なおPCとHSL-101を同梱のUSBケーブルで直接接続したり、SDカードを介しても、PCサイトで同じように睡眠データを見られる。

筆者は「キリンさん」、草食系でショートスリーパーって何?

 アプリの「ねむり体内時計」を使うと1週間で、利用者の「眠りのタイプ」が分かるので、今回はこれを参考にする。なおPCの「わたしムーヴ」のサイトでは「ウェルネスリンク パソコンサービス」で睡眠の傾向を分析するが、こちらは2週間かかるので、また次回以降ご紹介。

 「UP24」を使っていたのが12月とバタバタしていたこともあり、現在の睡眠時間は6時間を超える日もある。おかげで平均睡眠時間は5時間47分。とはいえ理想と言われる7〜8時間にはまったく及ばない。

ts_sleep12.jpgts_sleep13.jpgts_sleep14.jpg (左)「からだグラフ」の睡眠時間のグラフ。(中)「ねむり体内時計」の睡眠時間のグラフ。(右)「ねむり体内時計」で計測した1日の睡眠の例。リラックスゾーンで眠れると良いらしい

 筆者は寝るのが0時〜深夜1時の時間帯が多く、起きるのは6〜7時。目覚まし時計はいつも不要で、大体いつもその時間帯に目覚める。

 比較的布団に入ってから寝るまでに時間がかかり、これはいつも睡眠に悪いと言われる「寝る前にタブレットやスマホを見ている」せいだろう。これがまずは睡眠の質を下げている大きな原因だろうか。

 結果「ねむり体内時計」によると筆者は「きっちりキリンタイプ」で、「草食系ショートスリーパー」と判断された。「身を守るために眠らないキリンのよう」とされる。私は一体何から身を守っているのか? 警戒しながらじゃぐっすり眠れないよなぁ……。

ts_sleep15.jpgts_sleep16.jpgts_sleep17.jpg (左)筆者はキリンタイプ。(中)寝る、起きる時刻は良いのだが……。(右)ベストなタイプは羊らしい。なんとか連載中に実現したい
ts_sleep18.jpg PCサイトは2週間経つと分析が行われるが、その前でも「ぐっすり」眠れている時間帯を確認したり、アプリとは違う機能がこちらにもある

 アドバイスによると、就床、起床時間は一定なのが○。睡眠不足なので、最低6時間眠ったほうがいいらしい。1日15分ずつ早く寝るよう心がけろという。

 というわけで次回からさまざまな快眠方法を毎週試していく。睡眠時間は伸びるのか? 筆者は熟睡感を得られるのか? 寝不足気味、寝坊が多くて困るという皆さんの参考にしていただければ幸いだ。

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