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» 2014年12月31日 13時00分 UPDATE

自己負担ゼロで修理できることも:iPhoneのガラスを割ってしまったとき確認すべき3つのこと

iPhoneを落としてしまって、ディスプレイ面のガラスが割れる“事故”は、気を付けていても突然やってきます。そんなとき、どうしたらいいか、改めてまとめてみました。保証プログラムに加入していると、かなりおトクに修理ができます。

[園部修,ITmedia]
iPhone 6 Plusのガラス割れ

 どんなに気を付けて、細心の注意を払って扱っていても、ふとした瞬間にやってくるスマートフォンの「ガラス割れ」の危機。購入して間もないスマホを落としてしまい、ディスプレイをカバーするガラスにヒビが入ってしまったら、とてもショックであると同時に、出費を覚悟して、修理に二の足を踏んでしまう人もいるのではないでしょうか。

この記事は価格などが改訂前の情報です


 ガラスが割れても、タッチパネルなどはそのまま利用できるケースもあります。電車に乗っていると、ガラスが割れたまま、フィルムを貼ったりして使っている人も見かけますが、早急に修理した方がいいでしょう。強化ガラスはクモの巣状にひび割れて、薄い破片が剥離したり、とがった部分で指先を切ったりしてしまうこともあるので、そのまま使い続けるのはお勧めできません。

 では実際に修理にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。今回はiPhoneに限定し、修理に必要な金額を確認してみます。ある程度正確な金額を算出するには、以下の3点を把握しておく必要があります。

  1. 破損の状態
  2. Apple Care+加入の有無
  3. 通信事業者によるサポートの有無

 場合によっては、自己負担なしで修理することも可能です。

iPhone 6 Plusのガラス割れ ガラス部分にヒビが入っても、問題なく動作するケースもありますが、早期に修理をした方がいいでしょう

1.破損の状態を確認する

 まずはガラスを割ってしまったiPhoneの破損状態を把握しましょう。ガラスが割れただけなのか、完全に本体が壊れてしまっているのかを確認します。まず電源を入れて、普通に使用できればディスプレイ部分のみの交換で修理できる可能性があります。電源が入らなかったり、本体が折れ曲がったりしているような場合は本体交換になる確率が高いでしょう。

 余談ですが、電源が入るなら、とにかく早くバックアップを取ることをお勧めします。iCloudを使ってバックアップしている人が多いと思いますが、できればMacやPCとケーブルで接続して、iTunesを使ってフルバックアップを取ると、本体交換になったときにリカバリーが容易です。バックアップを取る際には、「このコンピュータ」を選び、「iPhoneのバックアップを暗号化」チェックボックスにチェックを入れておきましょう。こうするとパスワードなども含めてかなりの部分のデータがそのままバックアップされ、復元したときに何度もパスワードを入力する手間が省けます。

2.Apple Care+に加入しているかどうか調べる

 iPhoneには、90日間の無償電話サポートと1年間の限定保証が付いていますが、延長保証サービス「AppleCare+ for iPhone」に加入していれば、保証とサポートがiPhoneの購入日から2年間に延長されます。また、落下や水濡れなど、不慮の事故に対する修理などのサービスが、2年間に2回まで、1回あたり7800円(税込)で受けられるという特典があります。Apple Care+に加入していれば、7800円で修理してもらえるということです。修理も即日対応してもらえます。

 Apple Care+に加入しているかどうか定かでない場合は、Appleのサポートページでシリアルナンバーを入力すれば加入状態が確認できます。iPhoneのシリアルナンバーは、「設定」アプリから「一般」→「情報」を開くと確認できます。

 Apple Care+に加入していない場合、画面の損傷を修理するための料金はiPhone 6で1万2744円、iPhone 6 Plus、iPhone 5s、iPhone 5c、iPhone 5なら1万4904円になります。さらに、本体の電源が入らなくなっていたり、画面以外の損傷がある場合の修理代金は、iPhone 6 Plusが3万8664円、iPhone 6:が3万4344円、iPhone 5s、 iPhone 5c、 iPhone 5は3万1104円、iPhone 4sは2万1384円、iPhone 4、 iPhone 3GS、 iPhone 3Gが1万5984円です(価格はいずれも8%の消費税を編集部で加算したもの)。

3.通信事業者によるサポートが受けられるかチェックする

 iPhoneを販売しているNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルには、それぞれ独自のサポートプログラムが用意されています。これらに加入している場合、修理代金の割引やサポートが受けられることがあります。

NTTドコモ

 ドコモは独自のサポートプログラム「ケータイ補償サービス for iPhone & iPad」を用意していて、Apple Care+に加入していなくても、ほぼ同等のサービスが受けられます。料金はiPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 5sが月額600円、iPhone 5cが月額500円(いずれも税別)。利用できるのは1年間に2回までと、Apple Care+の約2倍の回数をカバーしています。水濡れ・全損・紛失・盗難・破損・故障・購入から1年を超えた自然故障が対象で、電話かネットでケータイ補償お届けサービスセンターで手続きをすると、1日〜2日以内に交換品(リフレッシュ品)が直接宅配便で届きます。価格は1回あたり7500円(税別)です。なお、加入にはドコモプレミアムクラブ会員である必要があります。

 Apple Care+を適用して支払った料金をサポートするプログラムは用意されていません。

KDDI

 KDDIは、アプリの使い放題サービスや会員専用特典、セキュリティ機能などをまとめて提供するサービス、「auスマートパス」の会員向けに、「修理代金サポート」プログラムを提供しています。これは、購入から2年間、2回まで、Apple StoreやApple正規サービスプロバイダーで修理をした場合に、最大7800円(iPhone 4S、iPhone 5、iPadは4400円、税込)を後日返金するというもので、Apple Care+に加入していれば、修理代金が全額返金されることになります。

 auスマートパスに加入している必要があり、Appleでの修理後に書類を郵送する必要があるなど、少々手間はかかりますが、審査完了後、2〜4週間程度で申請書記載の口座へ、修理代金が振り込まれます。

ソフトバンクモバイル

 ソフトバンクモバイルも、Apple StoreやApple正規サービスプロバイダーでの修理や、Appleのピックアップ&デリバリーサービスを利用して修理した際の修理代金を一部還元するサービスがあります。「あんしん保証パック(i)」もしくは「あんしん保証パック(i)プラス」に加入している場合が対象で、故障や破損、水濡れの場合は修理代金(税抜)の85%以上を、月々の利用料金から割引してくれます。全損、または盗難や紛失にあった場合は、会員価格で同一機種か指定機種に機種変更が可能です。バッテリーの消耗による修理なども料金から割引きが受けられます。還元の申請は、ソフトバンクショップで手続きをする必要があります。

 料金は細かく定められていて、割引の上限額が決まっています。例えばiPhone 6 Plusの場合、割引率は90%で上限が3万5000円です。Apple Care+に加入していなくても、修理代金の大部分はまかなえることになります。機種ごとの金額と割引率の詳細はあんしん保証パック(i)プラスの利用方法を解説しているページで確認できます。


 以上が分かれば、あとはAppleか通信事業者のサポートセンターに電話をするか、Genius BarのあるApple Storeや正規サービスプロバイダーの窓口に持ち込み、修理が可能です。電話で修理を依頼すると、宅配業者が交換用のiPhoneを持ってきてくれるので、その場で破損したiPhoneを渡します。窓口持ち込みの場合は、状況に応じて修理もしくは新品交換となります。

 保証プログラムって、購入時はいらないかもな、と考える人も多いと思いますが、iPhoneは普段持ち歩くものですから、いざというときに役立つ保証プログラムには、ぜひ加入しておきたいところです。月々の負担(Apple StoreでApple Care+を購入する場合は一括1万152円)が発生しますが、1回修理すればすぐに元が取れてしまうくらいの金額です。購入時に加入しなくてはいけないので、もし未加入の人は次回以降、加入を検討してみるべきでしょう。

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