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» 2014年10月22日 09時30分 UPDATE

ガムを作ってきたロッテから:“かむ”を測り、記録するウェアラブルデバイス「RHYTHMI-KAMU」

ロッテが「噛む」を可視化する、ユニークなウエラブルデバイスを発表。指原莉乃さんほかHKT48のメンバーがスペシャルアンバサダーとして登場し、デバイスを体験した感想を語った。

[太田百合子,ITmedia]

 今年は多方面から様々なウエアラブルデバイスが発表されているが、また1つ意外な企業からユニークなウエアラブルデバイスが発表された。10月21日にロッテが発表した「RHYTHMI-KAMU」(リズミカム)がそれだ。

 RHYTHMI-KAMUはその名の通り、「かむ」ことに焦点を当てたデバイス。イヤフォン型で、耳に装着すると、内部の赤外線センサーが耳の中の外耳道と呼ばれる部分の形状をスキャンし、その変化から「咀嚼(そしゃく)」の動きを読み取るという。

RHYTHMI-KAMU イヤフォン型のデバイスを耳に装着して使用。かむとLEDランプが光り、“ピョコ”といった音が鳴る。センシングした情報を解析するバッテリー内蔵の中継機を経由して、Bluetooth 4.0 LE経由で専用アプリをインストールした端末にデータが表示&記録されるしくみ。バッテリー駆動時間は約2時間で、アプリは今のところiOS 7以上対応となっている
RHYTHMI-KAMU 「RHYTHMI-KAMU」を装着してガムをかむと、かむ度にイヤフォンが光ると同時に、かんだ回数やスピードがBluetooth経由でiPod Touchの専用アプリに記録される
RHYTHMI-KAMU 後方左から東京歯科大学スポーツ歯学研究室主任教授の石上恵一氏、ロッテ常務取締役CMO河合克美氏、広島市立大学大学院情報科学研究科システム工学専攻講師の谷口和弘氏、東京歯科大学スポーツ歯学研究室准教授の武田友美氏。前方左からHKT48の松岡菜摘さん、宮脇咲良さん、兒玉遙さん、指原莉乃さん、朝長美桜さん、森保まどかさん

 開発を担当した広島市立大学大学院講師の谷口和弘氏によれば、本デバイスは同氏が開発した咀嚼(そしゃく)認識技術「earable」を、世界で初めて実用化したもの。かむ行為を音や光、アニメーションなどでビジュアル化し、かんだ回数やスピードをカウントして記録できるほか、2回連続素早くかむことで音楽プレーヤーのオン/オフなどの操作も可能だ。「手を使わず、目で見なくても操作ができるのがearableの特徴。これまで受信する器官だった耳を使って、発信ができるようになる点が画期的」という。

 当面は東京歯科大学スポーツ歯学研究室主任教授の石上恵一氏のもと、スポーツ選手などを対象とした実証実験や研究に用いられる予定。一般発売は検討中で価格等も未定とのことだが、咀嚼(そしゃく)には健康や美容への効果が確認されていることから、将来はそうした分野での応用も期待できるという。

 発表会場には谷口氏自身も大ファンというHKT48のメンバーが、スペシャルアンバサダーとして登場。実際に「RHYTHMI-KAMU」を体験した感想が語ったほか、よくかんで食べるなど、美容に気をつけた場合とそうでない場合の、指原さんの30年後のシミュレーション写真も公開され、場を盛り上げた。

RHYTHMI-KAMU 冒頭、登壇したロッテ常務取締役CMO河合克美氏は「かむことの価値を面白く、自分事化して伝えていきたい」と、ウエアラブルデバイス開発の意図を説明した
RHYTHMI-KAMU 「かむ」を計測し、可視化し、記録できる世界初のデバイスと、広島市立大学大学院情報科学研究科システム工学専攻講師の谷口和弘氏。モデルを使ったデモも披露した
RHYTHMI-KAMU RHYTHMI-KAMUは咀嚼(そしゃく)に連動して動く外耳道の変化を読み取って、かむ回数をカウントするしくみ
RHYTHMI-KAMU 外耳道の形状を計測、そこから表情などを推定する「earable」と呼ばれる技術が応用されている
RHYTHMI-KAMU RHYTHMI-KAMUを研究に活用、開発に協力する東京歯科大学スポーツ歯学研究室主任教授の石上恵一氏も登壇。「かむ」ことと健康やスポーツとの関係について紹介した
RHYTHMI-KAMU スペシャルアンバサダーとして登場したHKT48の松岡菜摘さん、宮脇咲良さん、兒玉遙さん、指原莉乃さん、朝長美桜さん、森保まどかさん
RHYTHMI-KAMU 指原さん、児玉さん、宮脇さんの3人は事前におにぎり1個を食べる際の咀嚼(そしゃく)回数をカウントするトライアルに参加。回数の多い順にランキングが発表された。ちなみに女性平均は約300回とのこと
RHYTHMI-KAMU 224回と3人の中で最も咀嚼回数の少なかった指原さんに、東京歯科大学スポーツ歯学研究室准教授の武田友美氏が、「よくかむことで胃腸に負担をかけず、満腹中枢を刺激して食べ過ぎを抑制する効果もある」とアドバイス
RHYTHMI-KAMU 「よくかむ」などして美容に気をつけていた場合と、そうでない場合、それぞれの30年後の指原さんをシミュレーションした写真も公開された。2つの落差には指原さんもびっくり!
RHYTHMI-KAMU 1回かむと1Biteとして記録される。なお単位の「Bite」はかむという意味の英単語Biteと、情報量を示す単位Byteをかけたものとのこと
RHYTHMI-KAMURHYTHMI-KAMU アプリには噛んだタイミングと回数、速度が記録できる。1日単位、週単位、月単位でデータを見ることができる
RHYTHMI-KAMU 噛むとアニメーションがスパークする仕掛けも用意。咀嚼を視覚化して確認できるようにしている

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