「OM-D E-M10」一言レビューまとめ

» 2014年07月01日 00時00分 公開
[ITmedia]

OM-D E-M10 (オリンパス)

 シリーズ最上位機「OM-D E-M1」、中級機「OM-D E-M5」に続くエントリー機という位置づけながら、センサーやエンジンは上位機と同等、高精細なEVFも搭載したミラーレス一眼。


野村シンヤ ★★★☆(3.5)

軽さと見た目重視の最新OM-D機

E-M1と比べると薄いボディはコンパクトにうまくまとめられている。ただし、グリップ部分も引っかかりがそれほどないので、持ちやすいかと言われると微妙。でも、別売りグリップで解消できるのは評価したい。EVFも見やすい部類ではあるのだが、E-M1と比べると格段に落ちるので、ファインダーにこだわる人には厳しいかも。薄くて軽くて見た目のいいカメラが欲しい人にはいいかも。


荻窪圭 ★★★★☆(4.5)

下手な一眼レフよりこっちの方が使える

【良い点】ミラーレス一眼の良さを存分に発揮できる名機。ファインダーと背面モニタの瞬時切り替えで好きな方を使えるし、EVFは晴天下でもすごく見やすいし、背面モニタはチルト式でタッチパネル搭載。AFも速いし、ツインダイヤルで操作系もミドルクラス。それでいてボディもレンズもコンパクトなので、下手な一眼レフよりこっちを選ぶ方が幸せになれる人も多いはず。

【気になる点】ライバルは一眼レフ入門機。だとしたら機能を多少シンプルにしてでも価格をもう少し抑えた方がよかった気がする。


園部修 ★★★☆(3.5)

“ミラーレスの良さ”をうまく生かしたコンパクトなモデル

【良い点】エントリー機ながら、基本性能は高く扱いやすい。豊富なダイヤルも操作しやすい。光軸の中心に三脚穴があるのもよい。機動性を生かすため、小ぶりなレンズやパンケーキレンズなどと組み合わせたい。

【気になる点】いかんせんボディが小さいので、要所要所に突起などが用意されているものの少し不安定。ストラップは必須と言える。また一部のボタンは少し押しにくい位置にある。


小林裕和 ★★★(3.0)

OM-Dの高性能を小型軽量ボディに。ただし小型化の弊害も

【良い点】

OM-Dシリーズの性能を小型軽量ボディに凝縮し、エントリーモデルとしては非常に高性能な本機。AF、手ブレ補正など基本性能も必要十分な仕上がり。キットレンズも小型軽量でGOOD。 

【気になる点】

EVFのブラックアウトが長く感じられ、撮影時にはストレスを感じることも。また、ボディが小さく幅が短いため携帯性には優れるが、男性にはグリップしにくく感じるかもしれない。


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